2013年12月15日日曜日

【政治と宗教】

ドラッカーを読んで思う。

宗教は全ての人を救うことを望む
政治は多くの人の幸福最大化を図る

「全ての人」と「多くの人」

しかし、基本的人権は、
「全ての人」にある、とされる。

そこに「ギャップ」がある。

また、「多くの人」が、
独裁の場合は、「特定の人」になる

宗教は、その思い故に、
存在価値があり、
人のよりどころになる

しかし、今までの人類史において、
それが達成されたことはない。

これは、宗教が、人を救えないと
いう話でなく、「全ての人」と
した場合の話だ。

だから、目の前の「一人」を
救うことはあるだろうし、
これからも、そうあると思う。

翻って、「政治」

日本において、民主主義が、
標榜されている以上、
基本は、多数決だ。
故に、敗者が生まれる。

敗者のよりどころが、
宗教となり、この社会のあり方を
根本的に変えようとする行為は、
「聖戦」につながる。

暴力的に、短期的に行うと
すればテロになるし、
そのことを、1995年に、
日本人は、体験している。

政治が、現在の秩序を肯定し、
宗教が、それを否定すれば
そこに「迫害」は自ずと
発生する。

しかし、社会の価値観が
変化する以上、政治も
新しい価値を取り込まないと、
人々の支持を失い、自壊する。

では、どうすれば良いか?

来たるべき時代のビジョンを見据え
長期と短期のバランスを考え、
今、取るべき手段を示す。

実行させ、フィードバックをする。
そして、当初の見込みと違う場合、
新しい価値観を取り入れられる。

つまり、「宗教」「経済」
「芸術」「歴史」「文化」など、
多元的な価値観を取り入れ、
「政治」を実現させることは、
「マネジメント」であるとも言える。

「最大多数の最大幸福」だけでなく、
「全ての人に幸福を」だけでない、
この矛盾を超えるアプローチがいる。

そして、「1人1人の幸福」が
実現される社会づくりを
自分たちで、考えて
作っていかないと、
いずれ自分たちや子供達が、
つらい目にあうことに
なるかもしれない…。

考え、実行するしかない。

でないと、「独裁」による
悲劇が繰り返されるかもしれない。

それも、ドラッカーを読んで、
気づかされることである。

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マネジメントが経済と社会の
発展をもたらす。

経済と社会の発展は
マネジメントの結果である。

発展途上国など存在しない。

あるのはマネジメント途上国である
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