2013年8月31日土曜日

まず眠れ そして目覚めよ メロスの子

ビブリオバトル朝活なるものに参加してきました。
どれも本好きの方が紹介されだけあって面白そう


ビブリオバトルとは、自分の好きな本を選び、紹介。
その後、どの本が一番に読みたくなったか?を競うゲームだ。

僕は、『走れメロス』を選びました。選んだ理由は2つ。
①大人になった今こそ、読むべき本だと思ったから。
②みなさんの“知っている” をゆさぶりたかったから。

僕の作戦は、
「ポイントを3つのキーワードに絞り、
1分間に集約して、聴衆を巻き込む」
というものでした。

5.7.5のリズムで、
1)まず眠れ
2)そして目覚めよ 
3)メロスの子 
を、キーワードにして、聴衆に復唱してもらいました。

そして、このキーワードを解説。

“まず眠れ”とは、 
メロスは、自分の信念を守るべく、とことん頑張ったが、
大きな挫折感を味わい、疲労困憊し、信念を捨て、何もかも投げ出して眠ってしまう。
今、精魂尽き果てるくらい、自分の信念と向き合っていますか?」を問いかけました。

“そして目覚めよ” とは、
もう一回、たちあがりましょう。
“間に合う、間に合わぬは問題ではないのだ。人の命も問題ではないのだ。”
結果ではなく、自分を信じる力にもう一度賭けてみませんか。」と問いかけました。

“メロスの子” とは
挫折の経験がある僕らも、そういう意味では、“メロスの子”なんです。
僕らも、一緒なんですと。水の音のような小さなきっかけで、立ち上がれると。

本の中で、メロスは、眠り、目覚め、
友を、いや、自分自身を取り戻すことができた。

この本から得たことは、挫折、大きな壁にぶつかる“眠る”ところまで、がんばれ。
そして、今、“眠っている”、と思う人は、もう一回、 “目覚めて”走り出しましょう。
“できる、できない”“かなう、かなわない”という問題ではないです。
自分をあきらめずに、いけるところまで、全力で。自分を信じて。

そんなメッセージを伝えました。結果は、次点。
まだまだ、僕もビブリオ最高峰という“王城”への道は遠そうです・・・。





2013年8月4日日曜日

【『あまちゃん』の主役は、キョンキョンだ!】

NHKの朝のドラマ『あまちゃん』が、話題だ。

ざっくり、あらすじを言えば、
“東京から遠く離れた、東北・北三陸の小さな田舎町が舞台。
最北端の海で、海女さんを目指すヒロインは、
挫折・奮闘ののち地元アイドルに”、そんなお話だ。(ホームページより)

その中で、ヒロイン アキを演じるのが、能年玲奈。
アキの母親、天野春子が、キョンキョンの役どころ。

いま、リアルに『潮騒のメモリー』が着うた1位!
上では、ヒロイン アキと書きながら、
あまちゃんの主役は、キョンキョンと断言する理由は何か?

それは、『あまちゃん』=『スターウォーズ』だからだ。

説明するために、映画『スターウォーズ』について、少し触れておく。

“辺境の惑星で奴隷の身分であった一人の少年アナキン・スカイウォーカーとその子供達の成長、
銀河系の自由と正義の守護者ジェダイと銀河系の悪と恐怖の信奉者シスの攻防、
そして、銀河規模の共同国家体銀河共和国から銀河帝国へ変わり、
そして、帝国の圧制に対する反乱により再び復活した「新共和国」への変遷を描いた物語である。”
                                                  (wikipediaより)

2013年時点で、episodeⅠ~Ⅵまで公開されている。
episodeⅣ~Ⅵの主人公は、ルーク=スカイウォーカー。 
episodeⅠ~Ⅲの主人公は、ルークの父、アナキン=スカイウォーカー。

そして、ルーク=スカイウォーカーに立ちはだかる
最大の敵、ダースベーダ―の正体が、アナキンだ。

これで、スターウォーズの説明になったかはわからないが、
長くなるので、話を『あまちゃん』に戻す。

さて、ここに、なんの共通性があるのか?

元々、春子も、アイドル志望。
田舎を飛び出し、東京でアイドルを目指していた。

図らずも、女優志望の歌手の影武者をしてしまったことで、
デビューの機会を失い、夢破れた暗い過去をもつ。
(ダークサイドに堕ちた…)

娘アキの成長にはげまされ、過去と向き合い、
父親の病に、夢破れたユイをなぐさめる。

さらに、最初は頑なに反対していたアイドルを夢見るアキを力づけ、
アイドルをあきらめる原因を作った太巻と対峙していくことで、
自らの傷をもいやし、わだかまりを昇華させていく・・・。

そう考えるからこそ、『あまちゃん』の主役は、キョンキョンだと思うのだ。

あらゆる物語は、スターウォーズに通じる。

つまり、『スターウォーズ』が、ダースベーダ―こと
アナキン=スカイウォーカーの挫折と回復の物語だとすれば、
『あまちゃん』は、いわば、天野春子の挫折と回復の物語だ。
そして、だからこそ、夢破れた多くの大人たちをも熱くするのだ。

登場人物を、ざっくり対応させてみる。
アキ→ルーク=スカイウォーカー。
春子→アナキン=スカイウォーカー/ダースベーダ―
夏ばっぱ→ヨーダ
種市先輩→レイア姫
ユイちゃん→ハン=ソロ

ただ、そう考えると、ジャバザハットはだれなのだろうか…。


歌唱指導中ですが、なにか?

















(関連)
『スターウォーズ』と物語の黄金パターン

2013年8月3日土曜日

5480D

5480D。これは、AKBのアルバムタイトルではありません。
この数字は、5480days、つまり、今の会社を創業してからの通算日数です。

独立当初、入っていたチャームビル

15年前、前職を辞め、興した会社が、おかげさまで、
1998年設立から、丸15周年を迎えることができました。

これも、ひとえに支えてくださった多くの人々の
お力添えがあればこそのことと、感謝しております。

15年前、会社を辞めて「自由」になったと思いましたが、
でも、違いました。それは、「解放感」という特権らしきものを味わっただけでした。

ドラッカーは、いいます。
“自由とは責任を伴う選択である。自由とは権利というよりもむしろ義務である。真の自由とは、あるものからの自由ではない。それでは特権にすぎない。自由とは、何かを行うか行わないかの選択、ある方法で行うかほかの方法で行うかの選択、ある信条を信奉するか逆の信条を信奉するかの選択である。”そして、“意思決定と責任が伴わなければ自由ではない。”と。

前職で、会社の言い分とお客様の言い分の狭間に悩み、飛び出しました。
その時、自分には、何の「責任」をありませんでした。
だから、「自由」はなかったともいえます。

そして、いま、15年経って、その「自由」の重みを感じながら、
自らのやりたいこと、できること、お客様、そして社会に
貢献できることを選択していきたいと考えます。

ちなみに、AKB48劇場から東京ドームまでの直線距離に由来する、
アルバムのタイトル名は、「1830m」

キャッチコピーは、「そして、少女たちは次の夢を見る

僕らが、これからどんな夢を描き、どんなことを叶えていくか、
変わらぬご愛顧で、お見守り頂ければ幸いです。

また、そろぉーと個別に相談させていただきますので、
よろしかったら、お力添えお頼み申します。

これからも、引き続きよろしくお願いします。
そして、おかげさまで、5481Dを迎えることができそうです。
                                 中島大希拝 2013.08.03