ZONE:刺激×集中力のパフォーマンスが一番いいところ |
起こった現象をグルーピングして、
“法則”というラベルをつければ、それっぽく聞こえる。
人は、ある現象が起きたとき、
それが起こった原理や理由を求める。
これは、いわば、科学の萌芽と言えるものだが、
そんな少し面倒くさいクセを持っている。
ただ、この面倒くさいクセが、
人類発展の礎を築いたところも否めない…。
昨日に引き続き、『知っているようで知らない 法則のトリセツ』を読んでいる。
今日は、“仕事編”。
いやな仕事を先に延ばしたり、最初はあったやる気が下がったりした
経験を、お持ちではないだろうか?
“まとめ”を“まとめて”みる。
時間を長期的な観点のもと、有効に使いたいものですね。
○やる気に関する法則
■やる気が次第に下がるのは「ハネムーン効果」のため。
さらに、業績の悪い組織は「ハロー効果」でますますやる気減退。
■しかし仕事を先延ばしすると「エメットの法則」で処理に2倍の労力がかかる。
■「コミットメントと一貫性」「マニャーナの法則」で仕事をリスト化、
余計なストレスを減らし、「ピークエンドの法則」で自分にご褒美を与えよう。
○限られた時間を有効活用する法則
■ 「ホフスタッターの法則」通り、仕事は自分が思う以上に時間がかかる。
■そこで「パレートの法則」に則り、勤務時間の20%で重要事項を処理せよ。
■ 「時間のマトリックス」を利用して時間を分類、
さらに「時間のアセットアロケーション」により、長期的に自己啓発する。
自分のやりたいことをきちんと回転軸にのせる |
○集中力を高めてミスを防ぐ法則
■集中力アップには「初頭効果」「終末効果」 「報酬効果」 を活用しよう。
■ 「ヤーキーズ・ドットソンの法則」により適度な緊張感が集中を高める。
■ 「フロー状態」 「ZONE」でピークパフォーマンスを実現せよ。
○プランニングや目標設定の法則
■目標を文書化すれば心理学的な「予言の自己成就の法則」が働く。
■プランニングには「SMARTの法則」などのフレームワークを活用。
■ 「 to do管理」は「アイビー・リー式」と「メリタ式の箱」で。
○斬新なアイデアを生み出すための法則
■アイデアが発生しやすいのは「移動中・お風呂場・寝る前(3B)」である。
■アイデアをメモする際は「マンダラート」や「マインドマップ」を利用せよ。
■ 「アイデアは楽しんで生み出すもの 」と言う自己暗示をかける。
マンダラート:3×3、真ん中、1つを中央にして、更に掘る |
○判断に関する法則
■人間の判断は必ずしも合理的ではなく「判断のヒューリスティック」が働く。
■判断の不合理さを研究した「プロスペクト理論」が注目を浴びている。
■ 「ソマティック・マーカー仮説」によると、直観も軽んじるべきではない。
経験則も、実験して得られた結果として“法則”と名付けられたものもある。
これらを一覧すると、なぜか全てそれっぽく聞こえてくる。
(これも、人間のクセかw)
いずれにしても、これらの法則を一つの鏡に、
人間のクセと、上手くつきあっていきたいと思う。
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