2010年3月6日土曜日

【学びて思わざれば、則ち罔し。思いて学ばざれば、則ち殆し】


学びて思わざれば、則ち罔し。
思いて学ばざれば、則ち殆し


「まなびておもわざればすなわちくらし。
おもいてまなばざれば、すなわちあやうし。」と読む。
論語の中にある、言葉である。

『人から学んだだけで、自分で、
考えてみることをしないと、
何も、はっきりとわからない。


一人で、考え込むだけで、
広く学ばなければ、

狭く偏ってしまう危険がある。』という意味だ。

人生の呼吸
この言葉は、人生の呼吸を表していると思う。

『人生の呼吸』とは、人から、知識を吸収する(吸う)こと、
自分の中に、取り込み、考えをまとめる、意見を言う(吐く)こと、
というふうに、考える。

両方が大事だということだ。

だから、今、自分が、考えて持っている考え方が、
ゆらぎ、かたまり、そして、またゆらぐことを是としよう。

変化という言葉に、踊らせられることなく、変化しよう。

変化を、体の中でおこる新陳代謝と考えれば、当たり前のことだ。
日々、新しくなり、日々、古くなる。なんら、大げさなことではない。



ゆく河の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶ
うたかたは、かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
                    鴨長明 『方丈記』より



自分で思うこと、学び考えることを通して、
生きることと、向き合っていこうと思う。

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