学びて思わざれば、則ち罔し。
思いて学ばざれば、則ち殆し
「まなびておもわざればすなわちくらし。
おもいてまなばざれば、すなわちあやうし。」と読む。
論語の中にある、言葉である。
『人から学んだだけで、自分で、
考えてみることをしないと、
何も、はっきりとわからない。
一人で、考え込むだけで、
広く学ばなければ、
狭く偏ってしまう危険がある。』という意味だ。
人生の呼吸
この言葉は、人生の呼吸を表していると思う。
『人生の呼吸』とは、人から、知識を吸収する(吸う)こと、
自分の中に、取り込み、考えをまとめる、意見を言う(吐く)こと、
というふうに、考える。
両方が大事だということだ。
だから、今、自分が、考えて持っている考え方が、
ゆらぎ、かたまり、そして、またゆらぐことを是としよう。
変化という言葉に、踊らせられることなく、変化しよう。
変化を、体の中でおこる新陳代謝と考えれば、当たり前のことだ。
日々、新しくなり、日々、古くなる。なんら、大げさなことではない。
ゆく河の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶ
うたかたは、かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
鴨長明 『方丈記』より
自分で思うこと、学び考えることを通して、
生きることと、向き合っていこうと思う。
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