『吾唯知足』は、難しい言葉だ。
言い訳には、もってこいとも言える。なぜか?
現状に甘んじることと、自分の限界にチャレンジして、
今を受け入れることの差は見えにくいからだ。
欲望の際限無さが、環境を破壊してきた。
そのことが、生物の多様性を、失わせてきた。
だから、欲望を、無限にふくらましてはならない。
「これで充分」、と言える心のゆとりを持たねばならない。
わかる。
その通りだ。
しかし、そんな言葉をみんながわかっていれば、
ダイエット業界は、壊滅するにきまっている。
「足ることを知る人は、心は穏やかであり、
足ることを知らない人は、心はいつも乱れている。」
とお釈迦様はおっしゃったそうだ。
そのとおりだろう。
しかし、「欲望」が、人類を成長させてくれたことも、事実だ。
オチとしては、「バランス」なのだが、
それも、面白くない。
『吾未不知足』
(われ いまだ たるをしらず)
Still Young,Still Hungry.
ちょっと、おっさんぽいけど、それも、また良し。
エゴが、どこまで行けば、満たされるのか、わからないし、
どんな悪影響をもたらすかもわからない。
ただ、自分を満たせないものが、
人を幸せにすることはない。
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