2013年5月12日日曜日

【母の日とMarketing】

現在は生花中心ですが、母の日が普及した当初はもっぱら造花だったそう。



今日は、母の日ですね。

さて、母の日の由来には、
諸説あるそうで、詳しくはこちらに譲るとして、
いま、町の花屋さんでは、カーネーションが
ところ狭しと、店先に並んでいます。

もし、今日贈るなら、メッセージは、『ありがとう。』ですよね。
あるいは、『ありがとう&(いつも)ごめんね。』という人もいるかもしれません。

しかし、明日贈る場合ならば、どうなるでしょうか?

昔の人は、時期を逸したと考えるでしょう…。
そもそも『六日の菖蒲、十日の菊』という言葉があるくらいですから。

でも、僕らMarketingを考える人間は違います。

では、どうするか?

1番目は、メッセージを変えます。
『(遅れて)ごめんね&(いつも)ありがとう』と。

2番目に、仕組みを変えるでしょう。
仕事(タスク)の流れ、情報の流れ、物の流れ、お金の流れ等々…。
変えたメッセージに沿ったWhatを届ける仕組みを作ります。

そうすれば、母の日当日については、“感謝”という市場を、
母の日翌日については、“ごめんなさい+感謝”という市場が取れます。

つまり、贈ることに遅れた人の、“気持ちと市場”、という
2つの意味において、同時に“すくいあげる”ことができるのです。

そうすれば、恐らく明日の月曜日も、カーネーションは売れます。
そして、これこそが、Marketingだと思うのです。

大学時代、西村先生(現甲南大学副学長)にゼミで、
Marketingとは、『Market(市場)+ing(進行形)』。
進行形(ing)つまり、動く市場に合わせる行為の全体”と教わりました。


Marketingとは計器である。」

全体を表した先生の教えを、噛み砕いて一側面切り取るならば、そう言えると考えます。
つまり、相手の気持ちを量り、市場規模やタイミングを計るという意味において。
(長くなるので、その他の側面は、また別の機会に譲りますが…)

ただ、そうだとはいえ、このブログを読んで、
“あー、贈りそびれたよ”という方には、朗報です!
http://www.hibiyakadan.com/mother/
地域によって、『今日』が、まだまだいけるみたいです。


「母の日は商業主義に毒されている」
そんな人もなかにはいらっしゃるかもしれませんが、
日頃の感謝の気持ちに、花と言葉を添えて贈る
まだまだシャイ日本人には、良いきっかけだと思いますが、いかがでしょうか?

まぁ、うちの母は、“花よりダンゴ”の人なので、いつも、
“花かダンゴか”迷うところなのではありますが…(^_^;)

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