2014年4月2日水曜日

【31個のビジネスモデルに見る、これからのビジネスの切り抜け「型」】


ビジネスモデルとは、ブロックである。組み合わせて使えば面白いものも作れる。

『ビジネスモデルの教科書』
まさに、体を表す名前である。

ビジネスを俯瞰で眺める、
ポジションにいる方にはおススメ。
必ず、ヒントは見つかる。

なぜなら、31個のビジネスモデルを、
100社以上の実例があるので、
いわゆる“経営脳”が刺激され、
“切り口”という武器が増えるからだ。

例えば、お手伝いをしている
スポーツクラブ業界で、有名な
カーブスさんのビジネスモデルは、
“#10 アンバンドリング”。

総合スポーツクラブが月会費で
プール・ジム・スタジオという
パッケージ、いわば“高級ツアー”と
いうカタチで提供しているサービスを、
サーキットでのトレーニングという、いわば
“航空チケット”だけで売ろうとするもの。

そのシンプルさが受けて、
全国で1,300店以上、
60万人を超える会員を抱える。

もちろん、総合スポーツクラブも、
対抗策として同じ業態を
開発しているところもある。

しかし、この本をヒントに考えるなら、
対抗策としてとるビジネスモデルは、
“#15 敵の収益源破壊”かもしれない。

同じモデルで追随するのではなく、
同じサーキットトレーニングという商品を、
いわゆる「店舗内店舗」というカタチで、
バッティングする店舗に導入するのである。

そして、新しい種別として、
サーキットトレーニング会員を用意。
劇的に安くする、異性が気になる
方には入り口をわける、その上で、
+αや、アップセルを仕掛けていけば…。

「31個の型だから、すぐマネされないか?」

#1地域ドミナント,
#2クリームスキミング,
#3特定市場の支配,
#4グローバル化,
#5顧客ライフサイクルマネジメント,
#6顧客の購買代理,
#7プラットフォーム,
#8ソリューション,
#9同質化,
#10アンバンドリング,
#11デファクトスタンダード,
#12ブルーオーシャン,
#13レーザーブレード,
#14フリー,
#15敵の収益源破壊,
#16チャネル関係性の利用,
#17ダイレクト,
#18サプライチェーン種別の変更,
#19機能外販,
#20リソース先制,
#21マクドナルド化,
#22提携先のレバレッジ,
#23強者連合,
#24資源再配分の加速,
#25同業との統合,
#26周辺産業との統合,
#27ブランド買収・再生,
#28川下への進出,
#29川上統合によるブラックボックス化,
#30中立性・専属性のマネジメント,
#31レバレッジドバイアウト, 

そんな心配もあるかもしれないが、
おそらく無用だ。

それは、ビジネスモデルは、
いわば、ブロックなので、
いくらでも組み合わせ方が
あるからだ。

うまくいくかどうかは実行あるのみだが、
同じやるなら“切り口”と手に入れてからでも
遅くはないと思うがいかがだろうか?

まず立ち読みで確認したい人は、P14-16。ここを読むだけでもいい刺激を受けるはず。







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