先日まで、1月場所が、
行われていたいわば、
相撲の聖地、
国技館の最寄り駅。
貴乃花親方の手形。
さすがに、大きい。
最高場所数を誇る
北の湖親方の手形。
あれ、俺の方が大きい?
意外とこういうことで、
相撲を身近に
感じることができる。
前回、来たときには、
なかったので、
おそらくは、ここ2ヶ月で
用意されたのではないか?
両国駅と国技館。
少し歩くと、力士と、
すれ違うこともままある街。
そんな強みを、
当然のものとして、
少し蔑ろにしていたのではないか?
(駅の強みとは、何に置くかの
議論はあると思うが…)
ある教育研究者の
話を聞いたことがある、
「秋田県がなぜ、
学力一位になっているか?」
この質問に、教員は、
説明できなかった。
なぜか?
自分のところの
やっていることを
当たり前とし、
相対化できなかったからだ。
「個性を大事」にという、
教育の現場でも、
「個性のなんたるか」、
「活かし方のなんたるか」が、
わからなかったのではないか?
だが、彼を笑えるのか?
人は時に、「他者の目」と
「比較」という
鏡に向き合わなけば、
自己を認識できない。
秋田県の教育が、
ある種の気風や文化と
なっていたのだろう。
そうだとすれば、中の人が、
それを当たり前のこととし、
特別、重要視しなかったのも、
納得がいく。
今は、他県の教育関係者を
受け入れることで、
自らの強さの一端を、
把握することが、
できたように思われるが…。
ちなみに、
地域を変えるのは、
その地域の常識に、とらわれない、
「ヨソモノ、ワカモノ、バカモノ」
と言われる。
これは、一言で言えば、
従来の常識にとらわれず、
相対化した上で、その地域の
良さを認識できるからに、
ほかならない。
話を戻す。
強みを磨く。
案外、こういうことを、
当たり前のものとして、
疎かにしているところは、多い。
また、逆に変に
過大評価しているところもある。
(高く不味いメシを出すスキー場とか)
「他者の評価」と「他者との比較」に
向き合い、自分の強みを見つけ、
磨く取り組みの結果、
墨田駅の変貌があるのかもしれない。
このようなものがあれば、
内外の観光客は、
相撲のオフシーズンも、
立ち寄る機会も
増えるかもしれない。
少なくとも、
変化は、次の変化の
呼び水になることも多い。
「他者からの評価」と
「比較(他者との差別化)」を
見つめる。
そういうプロセスを通して、
自分自身も、強みを磨いていきたい。
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