2014年1月25日土曜日

【なぜ、現代っ子に、百獣の王 ライオンを嫌われるのか?】

小四の子どもの「道徳」の
授業参観に行ってきた。

そこで見えてきたものは、
「横意識」の強さだ。

授業は、わし、猿、ライオン、
クジラ、亀の5種類から、
・なりたい動物、
・なりたくない動物の
それぞれの理由を表明。

それを通してお互いの
意見の違いを認め合おうと
することが狙いのようだ。

びっくりしたのが、
ライオンの人気のなさだ。

それは、なぜか?

ちなみに
横の数字は、なりたい人数
○は、なりたい理由抜粋
●は、なりたくない理由抜粋
である。

わし 17


○かっこいい
○空を飛ぶ
○空からの景色
○敵がいない
○すぐいける
○強くて楽しい
●空からの攻撃は卑怯
●自分が高所恐怖症
●人に撃たれる

さる3


○木の上にいられる
○木から木へ
○みんなで木、温泉
●木から落ちたらイヤ
●寒そう
●猿同士の争い
●人に危害
●お尻へん

ライオン1

○百獣の王
○強い
○かっこいい
●走ることは大変
●敵が多い
●怖がられる
●獲物を見つけないといけない
●肉食残酷

くじら3

○優しい
○ゆっくり
○あまり襲われない
○魚たちと泳ぎたい
○助けてくれそう
●大きい
●方向転換難しそう
●サメが来そう
●海はいや

亀7

○泳げる
○甲羅の中に入れる(キケン)
○ゆっくりのんびり
○狩をしなくてすむ
●のろま
●のんびり
●敵がきたら大変
●人につかまる

なんとなく共通項が
見えてきたのではないか?

*自由を好む。
*人を束縛することも、
されることも嫌う。
*争いが嫌い。
*偉そうなものを好まない。

子供とばかり馬鹿にできない。
何となく、世相の反映を
見ることができるからだ。
いいか悪いか置いといて。

また成長過程で、
意見が変わるかもしれないが、
基本的にリベラルな感じ。

権威が嫌い、
争いが嫌い、
出る杭を打つ。

それは、世界価値観調査とも、
軌を一つにする。


今回の授業で、子供は、
人に意見の違いがあることを
勉強出来た。

ただ、親としては、世の中には、
「孤高」とも言うべき、
清廉さを持ち、人の上に
立つにリーダーについても、
話しておかないといけない、
ふと、そう思った。




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