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2015年1月8日木曜日

1月8日 知識労働者の自律性


知識労働者には自律性と責任がともなう。


 知識労働者には自律性が必要であるからこそ、
彼らに対し、なすべきことと、もたらすべきもの(成果)
明らかにすること要求しなければならない。

 知識は多様であって、知識労働者のもつ知識もそれぞれ異なる。

したがって彼らは、自らが専門とする分野については、
誰よりも詳しくなければならない。

彼らは知識をもつことによって報酬を得ている。

仕事に取り組むからには、自ら計画を立て、自ら行動しなければならない。
知識労働者たる者は、自らの行動計画を組織に提示しなければならない。

何に重点をおくか、いかなる成果を期待できるか、それはいつまでに可能か。
知識労働者には自律性と責任がともなう。

(『明日を支配するもの』、eラーニング教材『知識労働者の生産性』)

ACTION POINT
重点、成果、期限を含む行動計画を作成し、上司に提示してください。

==========

知識労働者の自律性とは、
『組織の歯車』である。


マネジメント側、依頼者側から相手の「専門性」がわからない。
だから、それを明らかにすることを要求する。
すごいシンプルだけど、大事なことだ。

知識労働者とは・・・


知識労働者の例として、「医師」を挙げる。
自分が病気になって、診察を受けたする。

病院で、医師に「◇専門性」があると信ずるのは、
まずは「①資格、免許」があるからだ。
「◇専門性」を担保する1つのやり方が、「①資格、免許」だ。

その次に、その「①資格」を裏付ける「②経験」を聞くだろう。
そして、その「②経験」に基に出した、「③方針=なすべきこと」を聞くだろう。

その上で、自分の望む、意図する『☆成果』(=もたらすべきもの、この場合は治癒)が
得られる可能性を見出し、治療に臨むのだ。

もちろん、業種によっては、「①資格、免許」が形骸化されているとの声もある。
また"時代"の変化のスピードが速く、①資格、免許が追いつかない場合もある。

その上で、知識労働者の自律性を考える。

自律、自分を律する。
村山誠氏は、自律をシンプルに「●+●=○」で表す。

自分を律する、とは、
自分とのルールを守ることだ。

自分とのルールを守るのは何のため?

「①資格、免許」を剥奪されないため?
「②経験」を積むため?
「③方針」の精度をあげるため?


知識労働者も人間である。

その人間の欲求をフレーム化した、
マズローの欲求5段階説がある。



(1)生理的欲求
(2)安全の欲求
(3)社会的欲求
(4)尊敬、評価の欲求
(5)自己実現の欲求

知識労働者が今、望むものは何か?

人間の欲求モデルは多いが、今回は、
マズローの5段階欲求と照らし合わせ、
知識労働者の持つ『ルール』を紐解く。

生活の資を得る「生理的欲求」のためか?
プライドを満たす「尊敬、評価の欲求」のためか?
理想を具現化する「自己実現」のためか?

働く知識労働者が持つ「欲求」は違う。
それを確認し、動いてもらう。

知識労働者の持つ「専門性」を
十二分に発揮してもらうために。

1.知識労働者が持つリソース。
2.マネジメントが持つ視点。
3.それをつなげるコミュニケーション。

つまり、知識労働者の自律性とは、
『組織の歯車』である。


もし、マネジメントが
1)歯車の特性がわからず、
2)目指すべき場所を示さず、
3)適切な役割を与えなければ、
歯車は、空回りするだろう。

だからこそ、知識労働者は、自らの専門性を明らかにし、
自律的に働くことは、組織に対する責任と言える。

逆に、その歯車(リソース)が、次のパートに、
うまく力を伝達(コミュニケーション)することができれば、
組織は力強く駆動できる。

知識労働者自身は、「働く目的=欲求」とポジティブな向き合う、
あるいは、見つけることで、自分から動けばいい。

内発的動機で自主性・成長・目的が大事だという
ダニエル・ピンク氏は、東洋経済のインタビューで、
"人生の早い時期から、自らの目的を探すために、本音の会話を始めること、
そして、目的は時の経過とともに少しずつ変化することを認識することが大事だ。"
と言っている。

これは知識労働者自身から見ても、
組織を預かる立場においても言えることだ。

自分を律する。
それはきついことだけではない。

なぜなら、知識労働者の
「目的=欲求」を明らかにし、

そのルールに物事を判断できるなら、
無駄に悩む必要がなくなり、

気持ちよく働けるからだ。










2010年3月3日水曜日

【今、いる場所で、がんばること。まわりを幸せにすること。】



夏目 漱石(なつめ そうせき、1867年2月9日(慶応3年1月5日) - 1916年(大正5年)12月9日)

草枕の世界


夏目漱石の『草枕』は、
「山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば、角が立つ。

情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。」
の有名なフレーズからはじまる。

そして、中略し、
「とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、
安い所へ引き越したくなる。」とくる。

なんだか、転職を勧められている気がしないわけでもない。

人の世を作ったものは、神でもなければ鬼でもない。
やはり向う三軒両隣りに、ちらちらするただの人である。
ただの人が、作った人の世が住みにくいからとて、
越す国はあるまい。あれば
人でなしの国へ行くばかりだ。
人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。

と続く・・・。

つらいといっても、どこも、たいしてかわらない。
だから、この世、この場で、がんばれ。そう言われている気がする。

自分も、転職を経験しているので、
あまり大きな反論もできないのだが、
「職場環境を変えることが、成長につながる」的なことを、のたまう方々は、多い。

緊張感が、周囲への観察力を高め、競争力を研ぎ澄ますのだと。
一理ある。

正社員という立場を、「特権」とすることで、
企業にも、個人にも、惰性が生まれるリスクは、
常にあるので、いわんとする事は、理解できる。


衣食足りて礼節を知る


しかし、マズローの5段階の欲求にある通り、
生命体として、健全な安心感が、付与されることを経てこそ、
組織や社会への純粋な貢献意識が、醸成されるのではないか。

(雇用の安定が、生命の安全に直結するとは考えるのは、
早計と思われるかもしれないが、精神衛生的には、安定すると思う。)

「衣食足りて礼節知る」
この格言は、一面の真実を表している。

だから、どうする?



個人と社会は、相似形だ。

特定の個人におこりうることは、
自分にも、当然起こりうる。


そう考えるからこそ、


自分の半径5mの先の人々と、
家族の幸せを目指す行動を、
「おたがいさま」とバランスをとって
行うことが、個人にとっても、
社会にとっても、幸せが増進すると思うのだ。